東京都 ご当地イクメンの取組
東京の男性の多くは、家事・育児への参画意欲がありながら、
仕事中心の生活のために、家事・育児への参画が進んでいない状況です。
男性自身にとっても、家事・育児を担うことは、仕事では得られない新たな発見や学びにつながると言われています。
女性が活躍できる社会の実現に向けた取組を進めることは、女性だけではなく、男性も含めた様々な立場の都民一人ひとりが、それぞれの希望やライフスタイルに合わせて、より豊かで実りある生活を楽しむことにつながります。
こうした考えに基づき、東京都は、男性の家事・育児への参画を強力に推進するための様々な取組を行っています。
イクメンサミット~フツメンがイクメンになるために~を開催しました
夫婦が協力してライフ・ワーク・バランスを実践していくためには、女性だけでなく、男性の家事・育児への参画が不可欠です。昨今、イクメンという言葉が浸透し、男性の参画意欲も高まりつつあるものの、働きながらの家事・育児はまだまだ大変な状況にあります。
東京都では、仕事と家事・育児を両立させていくにはどうすれば良いか、“イクメン”をテーマに議論しました。
≪開催日≫ 平成28年11月26日
≪内容≫
■基調講演「男が家事・育児、いいじゃないか!」
(講師) 田中 俊之 氏 (武蔵大学社会学部助教)
■パネルディスカッション「東京のフツメンがイクメンになるために」
(パネリスト) 田中 俊之 氏 (武蔵大学社会学部助教)
青野 慶久 氏 (サイボウズ株式会社 代表取締役社長)
安藤 哲也 氏 (NPO法人ファザーリング・ジャパン 代表理事)
セイン カミュ 氏 (タレント)
水無田 気流 氏 (社会学者・國學院大學経済学部教授)
(司会) 田中 和子 氏 (リーママ プロジェクト リーダー)
◎イクメンサミット当日の様子を10分のダイジェスト動画にまとめました。 東京ウィメンズプラザホームページには開催報告も掲載しておりますので、こちらも是非ご覧ください。
男性のための育児参画事業 『パパの育児応援塾』
東京都では、平成27年度に引き続き、仕事と子育ての両立に関心のある男性を対象に、「パパの育児応援塾~実践編~」を開催しました。平成28年度は夫婦でも参加できる実践的なセミナーを実施しました。
第1回 「子供との関わり方を探求しよう」
≪開催日≫ 平成28年10月12日
≪講師≫ 小崎 恭弘 氏 (大阪教育大学教育学部准教授)
第2回 「男性の育児参画が経済成長に繋がるわけ」
≪開催日≫ 平成28年10月28日
≪講師≫ 塚越 学 氏 (東レ経営研究所上席シニアコンサルタント)
第3回 「経営者からみた男性の育児参画」
≪開催日≫ 平成28年11月18日
≪講師≫ 青野 慶久 氏 (サイボウズ株式会社代表取締役社長)
第4回 「子供が憧れる理想の夫婦になるために」
≪開催日≫ 平成28年12月3日
≪講師≫ 林田 香織 氏 (ロジカル・ペアレンティングLLP代表)
第5回 「たたかない子育てとは?」
≪開催日≫ 平成28年12月17日
≪講師≫ 高祖 常子 氏 (育児情報誌miku 編集長)
交流会 「イキメンになろう!パパ友ネットワーク交流会」
≪開催日≫ 平成28年12月23日
パパとママが描く みらい手帳
東京都では、子供が生まれる前から、生活と仕事の調和(ライフ・ワーク・バランス)の重要性について夫婦が共有し、出産後の家事・育児に男性が積極的に参画するための意識醸成に向けて、啓発冊子「パパとママが描く みらい手帳」及びWeb版を作成しています。
妊娠から育児まで使える制度や助成・給付金情報など、役立つ内容が盛りだくさんで、どなたでも楽しめる内容になっています。
≪概要≫
■ふたりのみらいのために―「ライフ・ワーク・バランス」とは
■パパとママの関係づくりから
「パパの育児と愛情曲線!?」
「相手にして欲しいことを上手に伝えてみよう」
「マタニティ・ブルーと産後うつ」
「みらいデザイン年表」
■家事・育児と仕事の両立に向けて
「家事・育児と仕事☆両立のコツ
―先輩パパとママの声から」
「みんなで実践!職場環境を改善するための10のポイント」
「両立生活シミュレーション」
■活用できる制度などの紹介
「妊娠~育児まで使える制度や助成・給付金情報」
「自分たちの職場の制度をチェックしてみよう!」
「いろいろな子育て支援サービス」
◎冊子は、都内各区市町村において母子健康手帳等に併せ配布しています。